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2008年02月03日

●玲玲の電影日記

080204.jpg一昨年、「玲玲の電影日記」を見て気になっていた。
昨日、TV放映され楽しむことができた。
ニューシネマパラダイスと一部かぶさるような映画だが、中国映画にしては出来がいい。


映画を観ることを唯一の楽しみに北京で働く青年ダービンは、ある日、自転車で転んだ拍子に見知らぬ若い女に頭を殴られてしまう。警察に連行されたその女は、あろうことか金魚の世話をダービンに託し部屋の鍵を手渡すのだった。やむを得ず向かった部屋で目にしたのは、壁一面を覆う映画のポスターやスターのピンナップ、そして一冊のノート。どうやら彼女の日記らしいが、ページを繰るうちにダービンにとって懐かしい風景が甦るのだった…。

4日分の賃金を貯めてはダービンが映画館へ通うのは、普段の自分にはできないことを映画が体験させてくれるから。まるで目を開けたまま夢を見るように。文革真っ只中の1971年に中国西北部の炭鉱町に生まれた少女リンリンにとっても、まさにそのとおりだった。貧しく不自由な境遇にあって、野外映画館の大きなスクリーンに映し出される夢の世界に浸ることは何にも勝る喜びだったのだ。それは最愛の母や仲良しの少年と過ごした短かったけれど至福の時間でもあった。本作で脚本も手がけ監督デビューを飾った72年生まれのシャオ・チアンが、幼い頃の中国映画黄金期の体験を少女の日記に重ね、映画に夢を託すことができた時代を生き生きと描いている。

久しぶりにいい中国映画に出会った。


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