●三カ国との友好を大切に
天皇、皇后両陛下は8日から東南アジア3カ国を訪問されている。
シンガポールとは今年が外交関係樹立40年にあたり、国賓として即位後初めてのご訪問であり、タイではプミポン国王の即位60年記念式典に参列される。
シンガポールでは9日にナザン大統領夫妻主催の晩餐会に出席され「シンガポールと日本の間には、40年前の外交関係の樹立以来、絶えることなく友好と協力の関係が続き、今日では、互いに協力し合って他の国々の発展を助け、地域や世界の直面する課題に対処する緊密な関係を築くに至っております」とお話され、「私どもは、それに先立つ先の大戦に際し、貴国においても、尊い命を失い、様々な苦難を受けた人々のあったことを忘れることはできません」と過去の歴史にもふれられた。
10日はマレーシアのペラ州イポーに到着された。
ここは15年前の同国訪問時に足を運ばれる予定だったが、山林火災の影響で中止された経緯があり、ぜひ今回の訪問をと望まれたところだそうだ。到着後は、アズラン・シャー元国王主催の昼食会に出席されたほか、マレー・カレッジを視察された。
今日11日にはタイへ移動され、9日に国王在位60年を迎えられたプミポン国王のお祝いの式典のご臨席される。とりわけタイ王室とのつながりは深く15日まで滞在されバンコク市内やアユタヤをお訪ねになる予定だ。
今回の東南アジア三カ国のご訪問の意義は大きく、日本との友好・協力関係の礎をさらに強くするものだろう。両陛下のご訪問を将来の日本との関係ににつなげていく事が重要であることを小泉首相はもちろん、次期首相候補の方にも認識いただきたいものだ。
(写真=在位60年の演説を行うプミポン・アドゥンヤデート国王、シリキット王妃)