●2・28事件の責任者
最近、「2・28事件の最大の責任者は蒋介石」と結論付けた研究書が台湾で出版された。
総統府国史館(国史研究所)の張炎憲館長が中心になってまとめ、国民党政権下でタブーとされた「蒋介石責任論」が民主進歩党(民進党)政権下で初めて認定されたものだ。
張館長らが3年前に研究に着手。
事件当時、南京にいた国民党政府の蒋介石主席について
(1)電報などで台湾の情勢を掌握
(2)武力弾圧のため軍を大陸から派遣
(3)弾圧を指揮した陳儀・台湾省行政長官を事件後、浙江省主席に昇進させた
などの根拠を挙げ「最大の責任者」と結論付けた。
228事件については千点写行で若干触れたが、日本ではまだ聖人蒋介石神話が残っている。
台湾人を赤化から遠ざけたことについての功績はあるが、神話のようなものではないことが、アジア安保フォーラム幹事の宗像隆幸氏が2002年に発信していた。
その論文を転載したので、流布されていた内容を新たな認識に転換して欲しいものだ。
イタリア・トリノで開かれた冬季オリンピックが終った。