●かわいそうなぞう
ゾウのトンキーとワンリーは毒入りの餌を食べなかったため、水も餌も与えず餓死させることになった。しかし水も餌も与えられなかった二頭のゾウは、芸をすれば餌をくれると思って足を折り、鼻を高々と上げて餌をねだったのだった。
第二次大戦中の1943年、上野動物園は空襲で猛獣が解放されたら危険という判断から猛獣処分のため2頭のゾウを殺した。
その時の様子を、同園の職員だった故澤田喜子(よしこ)さんがつづった回想録が、同園で開催中の戦後60年企画展で初めて公開された。
澤田さんは退職後に動物園での思い出などを約200編書きため、園飼育課長だった故小森厚さんに預けたが、04年12月に急逝した。小森さんの遺族が園に回想録を託した。
企画展では、絵本「かわいそうなぞう」のモデルになった2頭と、澤田さんが写った写真もある。
戦後60年、犠牲となった動物への哀惜の情と戦争への憤りが動物園からも伝わってきた。□
コメント
子ども達が幼かった頃この
ゾウのトンキーとワンリーの絵本を
読み聞かせながら、子供と一緒に泣きました。
戦争は、人間だけでなく動物たちを
犠牲に巻き込みました。
戦場に駆り出されたたくさんの軍馬は
一頭も日本の土を踏むことがなかったという事実も
決して忘れてはならないことですね。
Posted by: トントン | 2005年08月23日 21:19
考えてみると自然のなかから拉致してきて人間の楽しみの対象や道具となり、あげくの果てに人間同士の争いに巻き込まれてしまうのもかわいそうなことです。
Posted by: ethnic | 2005年08月25日 07:47