去る3月14日、中国が定めた「反国家分裂法」は、もし台湾が「統一」に応じない場合、武力を行使すると規定するものだ。
これは2300万人の台湾人の意思を無視して台湾併呑を正当化するものであり、まさに「強盗の論理」と言っても過言ではない。
今日26日台湾では、中国による侵略の野心に抗議し、民主と平和を愛する台湾が中国とは別の国家であることを訴える台湾人の声を世界に知らしめるため、「民主和平護台灣(民主・平和・台湾を護れ)」大規模デモが行われた。
主催者側は100万人を超えたと発表した。呼びかけは「民主和平護台灣大聯盟」。台湾団結聯盟、民進党、台湾独立建国聯盟、台湾医界聯盟、李登輝之友会ほか各種職業団体、環境保護団体、社会運動団体のトップが名を連ねている。
午後1時から各集合地点で集会があり、午後2時半に出発、午後4時半に総統府前のケタガラン通りに集結した。李登輝閣下はもちろん陳水扁総統(写真上:中央)も緑の旗を手に参加した。
一方日本では、新宿・ホテル海洋で「中国の台湾侵略に反対する日台国民集会」が400人の参加で開かれ、藤井厳喜先生、黄文雄先生の講演が行われた後懇親会で抗議の意思統一を図った。
[決議文]
台湾は一つの独立主権国家である。歴史上も、事実上も、国際法上も、この国
は断じて中華人民共和国の領土の一部などではない。
しかるに中華人民共和国は建国以来、「中国統一」の名の下、「台湾侵略」
「台湾併呑」を国是に掲げ、「台湾は中国の神聖不可分の領土である」と国際
社会に喧伝し、台湾封じ込め外交を推し進めるとともに、台湾に向けてすでに
700基以上のミサイルを配備するなど、侵略の軍備拡張に全力を挙げてきた。そ
して今年3月14日に至り、第10期全国人民代表大会において「反国家分裂法」
を採択し、直ちに公布、施行した。
この法律は「中国統一は台湾人民の法的義務であり神聖な職責である」と一方
的に極め付け、もしその「統一」なるものに台湾が応じない場合は、武力を行
使すると規定するものであり、公然と侵略戦争を正当化するものである。
これは明らかに隣国併呑を正当化する「強盗の論理」である。2300万人の台湾
人の意思を一切無視しているばかりか、その生命、財産を脅かす危険極まりな
いものである。さらにいえば日本、そしてアジア太平洋地域の平和と安全に対
する甚だしき挑戦であり、人類の共存共栄という21世紀の潮流への逆行以外の
何物でもない。
台湾はあくまでも台湾人の国家である。自らの尊厳と権益を守りつつ、民主、
自由、人権という世界共通の価値観を堅持しながら、アジア、そして世界の平
和に貢献する決意を抱いている。その台湾がどうして中国に併呑されなければ
ならないというのか。
われわれ在日台湾人と日本人は、決してこれを許すことができない。われわれ
は中国政府に対し、台湾侵略を合法化する「反国家分裂法」の廃止、ならびに
「一つの中国」の原則なるものの放棄を断固要求する。そのため中国大使館へ
の抗議行動を実施する。
それと同時に、小泉総理以下、日本政府に対しても同様に、中国の蛮行を阻止
し、人類の平和を守り抜くべきことを強く要請していく。
すでにアメリカ下院は「反国家分裂法」に反対する決議案を成立させている。
そこで我々は日本の国会や各地方議会に対しても、同様の決議を行うよう要求
していく。
さらに、われわれは日台両国民の怒りの声を日本各界に広く伝達し、中国がア
ジアの平和の敵であるということを深く認識させ、運命共同体である日台の関
係強化促進を訴え続けていく。
以上、決議する。
2005年3月26日
「3・26中国の台湾侵略に反対する日台国民集会」参加者一同
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