24日、台湾の陳水扁総統が国民党に次ぐ野党の親民党と現状維持で合意したという。すなわち、2008年5月の任期満了まで対支那関係や国号改称、独立宣言、二国論推進は行なわないというもの。与党でありながら国会では過半数割れというネジレ現象のため、安定政権を目的としたものだという。
裏があるのかどうかわからないが、その通りだとしたら大変なこと。李登輝閣下を裏切ることになりはしないか、またこれまで支援を惜しまなかった支持者に対し説明できるのだろうか。うがった見方をすると支那の恫喝に屈したともいえる。台湾の海外投資の三分の二が支那だ。また家族を含め百万人が支那にいる。支那にとって経済活動そのものが台湾を牛耳る人質みたいなもの。この現実と引き替えに現状維持・安定路線を選択させたともいえる。
庶民にはすぐに理解できない政治家としてのしたたかな戦略がこの背景にあることを願うものだ。李登輝閣下をはじめ支持組織、独立連盟、第一野党の国民党、そして支那のコメントに注視したい。□
[25日夕刻声明発表]
案の定大変なことになってきた。以下声明文を掲載する(日本語訳のみ)
「台湾の声」より。
【声明文】224台湾前途受難日
われわれはもはや阿扁に期待しない
2月24日、阿扁総統は宋楚瑜に全面降伏した。共同声明で正名と制憲を推進しない、台湾を正常な国家にするための努力をしないことを明らかにした。そして台湾が「中華民国」(チャイナ共和国)体制の下に束縛されることに同意している。阿扁の背信売国行為に対し我々は強い憤りを感じ、ふるさと台湾のために嘆きを禁じ得ない。
阿扁総統にはっきりと教えていただきたい。「中華民国」の領土範囲はどうなっているのか?国境はどこまでなのか?もし国境が明らかにできないのであれば、どうやって「中華民国」を守るというのか?そして仮にこの国家の領土が他国(中華人民共和国とモンゴル)を含むものであるとすれば、「中華民国」は主権独立の国家ということができるのであろうか?
有権者が付託した任務を放棄するのであれば、台湾を導く資格はない。我々はもはや阿扁に期待しない。
我々はここに、建国の目標を達成するまでいかなる障害をも排除するという姿勢を貫くことを誓う。
台湾に天のご加護を!
林建良(世界台湾同郷会副会長)
陳明裕(在日台湾同郷会会長)
邱文章(日本台湾医師連合会長)
陳憲文(怡友会会長)
王紹英(日本台湾医師連合理事)
薛格芳(在日台湾留学生正名運動聯盟会長)
陳悦文(「日本之声」副編集長)
2005年2月25日
【追記】25日李登輝閣下は、「鬼をつかんだ、鬼に捕まった。」というコメントを発した。そして26日「国家の総統が小さな一党の主席と何を共同声明してるんだ!まるで国家の元首同士が声明発表しているように・・・(怒!)台湾人の尊厳を無視して何をやっているんだ!臺灣の主権をどう考えているんだ!」と怒りを露にしたようだ。
taiwan-tokusanさんのブログ「台湾生活」より。