2007年12月22日
ごぜ唄が聞こえる公演 vol.2
【四の段】
無事四日間の公演が終わりました。会場となったブローダーハウスは、通常芝居の場合多くても50席程度のスペースしかないのですが、今回は動きの少ない公演なので舞台を狭くして客席を多くとりました。
それでも狭い思いをさせてしまい申し訳ない気持ちです。
全公演で245名の方がおこしくださいました。
予約をいただいた電話では昔のごぜさんとの思い出を語ってくださった方、ご自身の役者人生がごぜ唄を聴いたことで決まった方のお話を伺いました。
西は大阪、京都、名古屋から、北は群馬県、栃木県からお越しの方もいらっしゃいました。もちろんごぜ唄を知らない方が大部分でしょうか。
ご自分の勉強のためと石川さゆりさん(祝・平成19年度芸術祭大賞受賞)、同じごぜ唄を伝承していらっしゃる若手の代表月岡祐紀子さん、 劇団文化座の公演「瞽女さ、きてくんない」で好演された阿部敦子さん、さらに近藤正臣さんにもお越しいただきました。
あとでいただいたかたがたのメールからの感想を一部掲載しましょう。
□「ごぜ唄」、心に残る唄、三味線でした。段もん、ごぜ唄も地面を這ってくるような強さを感じました。
□会場にお伺いして 瞽女が、 小林ハルさんが 多くの方々の中にいまだに生きておられることを改めて確認いたしました。実にうれしいひと時でした。ありがとうございました。
□初めて「ごぜ唄」を聞いて、感動を受けました。本当に聞いて良かったと思いました。□朗読ですっかり感動してしまいました。
すばらしかったです。
□「ごぜ唄が聞こえる」は、感銘深いものでした。”ごぜ”の何たるかも知りませんでしたが、ついこの前までこういう人たちが悲運を芸に昇華してく生きていたのですね。萱森直子さんは情熱を温かい人柄に包み込み、魅力的でした。
□小林ハルさんの生涯も泣かせていただきました。萱森さんの優しい話声と唄とのギャップがなかなか。「お客さんには楽しいんでもらえたかの」のハルさんの言葉が、強く印象に残りました。そういう思いがこめられた唄だからこそ、人の心を静かにゆさぶるのだと思いました。
□素晴らしいひとときを、ありがとうございました。瞽女唄文化を今後も大切にしていきたいと思いました。
□「ごぜ唄」は本当に素晴らしいものでした。唄を唄って下さった萱森さんもおっしゃっていましたが「ごぜ唄」のイメージ雪景色の中、三味線を持って歩いている女の人の後姿。唄もなぜか物悲しい旋律でと思っていましたが、そのイメージががらりと変わりました。本当に力強く、明るく、時にはやさしく語りかける芸を見せて(聞かせて)いただきました。
□楽しいひと時をありがとうございました。素晴らしい「ごぜ歌」でした。最初の朗読の時は感動のあまり涙が出て来ました。何人かの人もすすり泣いていました。初めて「ごぜ歌」を聞いた訳ですが何となくもの悲しく三味線で語り聞かせるモノとしては何と表現して良いのか判りません。語り口も単調で更に三味線の韻律も短調でしたので殆どの皆様が聞きほれて(?)頭を垂れて聞き入っていました。最後の高田のごぜ唄は私の琴線に触れてしまい、映画の画像とも重なり涙が止まりませんでした。
ひとつのイベントを行うこと、それは実にいろいろな方の総力です。
ハルさん最後のごぜさん時代を支えた出湯温泉にいらっしゃる二瓶文和さんは、是非公演をご覧いただきたかったお一人。今回の公演でも写真を提供くださったり、お手紙も二度いただなど今回の公演を気にしてくださいました。ごぜさんを知るかたもほとんでご高齢になりました。
たくさんの方のご支援で今回の公演が開催されました。ありがとうございました。
萱森さんがごぜ唄公演で最後におっしゃっていたことばが今回の公演の目的でした。
「お願いがあります。私はごぜ唄は守るのではなく育むつもりでがんばっています。お帰りになられましたらぜひごぜ唄を聞いたよ、こんな唄だったよ。と周りの方にお話してください。」
またいつか皆様とご一緒にごぜ唄をききませんか?
ご意見はこちらにお寄せください。お名前、メールアドレス、電話番号、ご住所をおしらせくださいましたら次回公演のときはご案内いたします。
私もパートナーも今回の4公演を生で聞けませんでした。そのうちどこかで観客として萱森直子さんのごぜ唄をまた聞いてみたいものです。
[今回の公演スタッフ]
舞台監督・照明の斉藤さん、舞台美術の辰巳さん、音響の小野さん、すばらしい面々です。

- by edaats
- at 08:43
comments