●No.786 湖畔都市

湖畔といえば、箱根・芦ノ湖と彼岸の山を背景にして涼をとる麗人の像、黒田清輝の代表作「湖畔」を思い出す。明治時代半ばの作品で、制作に一ヶ月要したものらしい。
日本の夏の高地のくすんだ風景、湿潤な大気を淡い色調と平滑な筆致により、スナップショット的な構図のなかに見事に描きだしている絵だ。
そんな湖畔の風景とはまったく異なる湖畔都市。絵にはならない風景だが写真で切り取るとちょっと趣を発見できる。
そういえば昔の唄には「湖畔」がよく出てきたが、最近は耳にしない。唄の中では、静けさと ゆったりとした時間が流れる「湖畔」への回帰はないのだろうか。




今日は季節を分ける「節分の日」、暦の上で明日は立春だ。