●No.89 アブラゼミ
アブラゼミは卵で越冬し、幼虫は六年間土中にいて、七年目に羽化して成虫になるという。
それにしても地上に出てきたあとは何と短い生涯なんだろう。毎朝、夜の明かりに誘われて飛んできては、廊下にひっくり返っているアブラゼミを見かける。通勤時いつも外に放ってやると、最後の力を振り絞って木々の間を目指して飛んでいく。
アブラゼミは「ジージー」と声をあげる七年目がいわゆる盛りなのだろうか。
アブラゼミに聞いてみないとわからない。
人間は色々な盛りが世代とともに出てくるものだ。食欲盛り、運動盛り、夢盛り、恋盛り、仕事盛り、あそび盛り・・・・。
でも生涯、継続してあそび盛りは備わっていて欲しいものだ。