●No.65 春の花
『シュリ』『JSA』が持つ記録(約600万人)を半分にも満たない日数で軽々 と抜き、最終的 に800万人を超える観客を動員し(韓国ではR-18指定だったので韓国民約4人に1人が観たという計算になる)、韓国映画史上のあらゆる興行記録を塗り替えた『友へ チング(親旧)』を観た。
キャスティング、内容、描写ともになかなかの出来映えの映画である。残念なことだが、日本映画がうすっぺらく見える。
舞台になったのが韓国釜山市。20数年前韓国を初めて訪れたのが釜山市であった。思い出深い地ではあるが、映画からはそのときの印象をうかがうことはできなかった。
当時はまさにバックパッカー的な旅をしていた。しかし振り返ってみるとここ数年、本来自分が通してきた旅のスタイルからずれてきている。
年をとったことも影響しているとは思うが、さびしいことである。もう一度以前のスタイル、もちろん感性も含めて戻ってみたいと思っている。