●No.32 九分にて
1989年、台湾で作られた映画「非情城市」は、'45 年に日本の敗戦によって解放されてから、'49 年に国民党政府が台北に成立するまでの4年間という、激動期の台湾を舞台にしている。
同年のベネチア国際映画祭グランプリを受賞した作品だ。
物語は、時代に翻弄されるある一家の変遷をつづるものだが、戦争も壊せないほど強い家族の絆を描いている。
舞台となった九分(分の字はにんべんが付く)は台北から車で約40分、台湾の北端である基隆から山に入った鉱山町だ。今でも古いたたずまいを部分的に残している。 最近では観光地として栄えているが観光地とは言っても何となくノンビリできる場所だった。
たまには田舎へ行くのも良いものだ。


